昨日から、J君は管轄区のPublic School(歩いて10分ぐらいのところにあります)に通学しています。以前にこのブログで書きました、オンタリオ州統一テストを受けるため、3日間だけの通学です。
2月に手続きをした後、4月の後半に校長先生から日程と時間の連絡がありました。その日から、ホームスクーラーの親としての(心の)葛藤があり、反省したことがあるので、書きたいと思います。
校長先生から連絡があって、テストを受けたことがないJ君が面食らってはいけないと思ったことと、校長先生から解答の書き方に注意が必要なので過去問題に目を通すことを進められましたので、過去問題をプリントアウトして、J君にやってもらいました。
確かに、選択問題では解答の○の中を全部塗りつぶすとか、答えは罫線の上に書くとか、「問題用紙の右隅に解答は○○の用紙に書くように」などの指示が書かれていたりしているので、「用紙の隅まできちんと見るんだよ。」とか、間違った時は×で消すのではなく、消しゴムで消んだよとか、一緒に問題用紙を見ながら確認しました。本来は、ここまでが過去問題に目を通す目的でした。
しかし、答え合わせをしていると、ケアレスミスや前にやったのに忘れている課題、まだ勉強していない課題等々、気になるところがどんどん出てきて、私が焦ってしまったのです。それで、統一テストの日までに克服できるように、復習用のペーパーを探してプリントアウトしたり、補習教材を作り始めました。「結構大変だな」と思いながら準備をしていて、一息ついている時に、たまたま以前見た教育関連の動画を目にして、はっと気づいたのです。
「(私が今していることは)統一テストでいい点数をとるための準備ではないか。」と。
今回の統一テスト受験は、J君のある種の社会科見学(学校体験とでもいうのでしょうか?)であり、ホームスクールの進捗度を客観的にみる機会と考えていたのに。目の前の採点結果を見て、すっかりそのことを忘れてしまっていた自分自身が情けなく、猛反省しました。
反省した後は、(準備した教材は一切使わず)いつも通りに自宅学習しました。そして、「統一テストは、賢さを図るものではなく、『(J君が)おうちできちんと勉強していますよ。』って知ってもらうためのイベントだよ。」と、J君に伝えました。というか、自分自身にしっかりと言い聞かせました。
テスト当日の様子については、後日ブログで書きたいと思っています。