先日、J君が図書館(Toronto Public Library)のAfter Schoolプログラムで、ジェリービーンとつまようじを使って建物を作ってきました。クラスルームをのぞいたら、J君が作ったマンション(と本人は言っております)の他にも、他の子供たちが作った橋や高いタワーや、お庭のようなものまで、様々な作品が並んでいました。
算数の勉強はEducation.comに従って進めていますが、図形の章で、「辺(side)」と「頂点(corner)」をしっかり理解できているかなと少し不安を感じていましたので、この作品を見て、「あ、算数の図形の勉強に使える!」とひらめき、教材を準備しました。
用意するもの: ジェリービーン 一袋(20粒ぐらいあればじゅうぶんかと思います)、つまようじ(50本ぐらい、すべて同じ長さ)、竹串(10本ぐらい、つまようじよりも1.5~2.0倍ぐらいの長さにあらかじめ切っておく)
1.ジェリービーンとつまようじで、好きな建物を作る。
ジェリービーンにつまようじを刺す作業に慣れてもらうことと、そして、ジェリービーンにつまようじを刺すことで、平面および立体的に、閉じられた形(図形)ができることが分かるようになります。
2.三角形(triangle)や四角形(square, rectangle)を作って、ジェリービーンとつまようじの数を数える。
まずは簡単な図形からと思いまして、「三角形作れる?」と聞いて作ってもらいました。ジェリービーンとつまようじの数をそれぞれ数えます。同様に四角形も作ってもらいました。
3.ジェリービーンを「頂点(corner)」と呼び、つまようじを「辺(side)」と呼ぶことを教える。
4.ジェリービーンとつまようじで、五角形(Pentagon)、六角形(Hexagon)と作る。
5.竹串とつまようじの長さを比べ、同じ長さでないことを確認する。
6.今度は、竹串、つまようじ、ジェリービーンを使って、「長方形(rectangle)」を作る。
7.平行四辺形(Parallelogram)や台形(Trapezoid)を作る。
8.それぞれの図形の辺の数、頂点の数を数える。(記入する表を作りました。)
写真を見てもらえばお気づきになるかと思いますが、台形を作るときに、つまようじより長い竹串を用意する必要があることに気づきました。ですので、最初に台形を作ったときは、ジェリービーンでつまようじをつなげています。これだと、辺と頂点の数を数える時に混乱するのではと思います。(今回は口頭で説明して理解してもらえました。)J君の場合、図形と図形名は昨年勉強して覚えていたので、復習も兼ねて、表ではテキストだけ入れています。
算数は「面白くする」のがすごく難しい教科だなと感じています。J君の場合、全問正解した時の達成感を次に繋げるということと、新しい課題の時は、取り掛かりやすくするために興味を持ちやすい教材を用意するっていうのがいいような気がしています。