音楽に触れる機会を作りたいなと思って、キーボードを購入したのですが、キラキラ星など数曲弾けるようになった後、どう進めていいか分からず、しばらく放置していました。
今は歌詞のある歌を歌うことが彼の中の「音楽」のようで、私としては、もっと音色や旋律に触れて、音で表現することを知ってほしいと思っています。
私自身、子供のころ10年ほどピアノを習っていたのですが、ピアノを弾くのが辛い時期とかありましたので、キーボードを弾くという行為をさせるのをためらっていました。でも、楽譜が読めると、音を奏でることが各段に楽しくなりますから、楽譜を見てキーボードを弾くということを始めてみようと決心しました。
どの教本で進めるのがいいのか調べまして、THE WILLIS MUSIC COMPANY 社発行の「Teaching Little Fingers To Play」を使うことにしました。音階が「ド、レ、ミ…」ではなくて、「C、D、E…」で記載されているのが不便ではありますが、音符記号とキーの読み方、カウントのとり方、指の運び方が丁寧に説明してあり、ページを進めるごとに少しづつ覚えられるように構成されています。この進め方の順序というか、量というか、バランスがとてもよいなと感じています。といいますのも、J君の場合、新しい曲も少し練習すると弾けるようになり、それが嬉しいらしく、自ら進んで、次のページの曲を弾こうとします。曲調もいろいろ用意されていて、曲調とか旋律から何か感じているようで、「これは少し悲しい曲だね。」など歌詞がなくても何かを表現していることが分かり始めているようです。
楽譜の読み方を覚え、演奏することの楽しみを知る初期段階に使うには、おすすめの教本です。