子供って、「将来、何になりたい?」って訊かれる機会が多いですよね。プログラマー、キャッシャー(レジ係)、天気予報士と、J君の答えはいろいろでした。彼は、その時に頭に浮かんだ職業で、好きなものを選んでいたんだと思います。

一方、私はと言えば、彼の答えを聞いて、将来像を持っていることに嬉しくなり、図書館で本を借りたり、将来へ向けてのノートを作ってみたり。でも、これらに興味を示してくれることはなく、「『訊かれたから答えただけ』なんだな。」と分かり、毎回がっかりしておりました。

先日、J君の眼の定期健診で、眼科に行った帰りに、「僕、分かったよ!眼科医になりたい!」と自分から言い出し、びっくりしました。(ただ単に、眼科医が使う道具に興味をもっただけのような気もしますが。)

「将来何になりたいのか」をきちんと答えられないことについて、彼なりにずっと考えていたんですね。プレッシャーをかけてしまっていたことを反省しました。同時に、尋ねたり促したりすることなしに、「○○になりたい!」って自分から言ってくれることが、こんなにも嬉しいことなのかと知りました。

自分で、好きなことをひとつでも多く見つけて、追求してくれたらなと思います。私も、もう少し気持ちの余裕を持たないとな。